本番前、土日に稽古が詰まってくると、とにかくアウトプットの作業に身をゆだねることになります。
感情の解放と言いましょうか、普段は出さない声色で、自分の内圧が高まった状態で、発声し、役を作り上げていく。ときには泣いたり。ときには怒ったり。はたまたそれらを抑えてみたり。笑ってみたり。
感情をコントロールし放出するというこの作業は、当然好きだからこそ続けていけるわけですが、今回の私の役は、今までになく台詞量が単純に多い。おそらくアマチュア役者人生の中で三本の指に入るくらい。となると、その分、必然的に感情のうねりも大きく、長く、深くなります。
なので、稽古当初は、稽古後のミーティング兼ご飯になかなか参加できないくらい体力精神力を消耗していたわけです。
台詞量が多いのは役者として素敵なことですが、いかんせん消耗したものを回復するのに時間を要するようになってしまった昨今（歳のせいか）私の一番の回復方法はやはりずばり、食べること…だがダイエットは引き続き継続中なので（でもお菓子は食べる）その次の、寝ること（←アフターで『帰って寝る！』と一番に言って、ほんとに帰るＫＹ野郎）…でも回復しない時は、インプット作業に走ることになります。
やっと体力精神力が稽古量に負けなくなってきた（いわゆる稽古に慣れてきた）かなと思っていたのに、ここにきて土日稽古、内容も通しの連続、コントの立ち稽古となると、もう回復バロメータは一気にダウン。
三番目のインプット作業に入らないと、体が休んだ気にならないのです。
役者だけではご飯が食べれず、普段はしがないＯＬなので、出来るだけ週末の疲れを持ち越したくない。
（メンバー共通意見だが、いつも月曜日がMAXで疲れてます。週明けなのに(笑)）
のでハッピーマンデーとかで、月曜日が祝日なのは、正直ほんとにありがたいのです。
今日もそんな素敵な月曜日でした。
昨日の夜は、メンバーで貧乏一家鍋パーチーにより、一番目の食欲を満たし、二番目の睡眠欲も、仕事が休みであることで充分満たされ。
こうやって時間の取れる日は、三番目のインプット作業をすることで、精神的に休息も出来ました。
私のインプット作業というのは『とにかく観まくる』ということ。
朝から、りきに借りた海外ドラマＤＶＤをシリーズ一本見終わるくらい（30分番組を10話ほど）まとめて一気に観倒し、さらに舞台で必要なものを買うために出掛けた先で映画を一本観、（【ナイト&デイ】キャメロン・ディアスに成りたい）さらにさらに帰ってきてから、劇団キャラメルボックスの２幕公演のＤＶＤを一本観倒すという作業に励みました。
いやぁ…充実した休みでした。体力精神力バロメータは満タンです。
役者として、インプットは常に続けるべき事だと思っていますが、私の場合は特に「何かが失われたところを埋めたい」というのが人より強いかも知れません。
何も考えずに夢中になる。
必要なんだよなぁ…
しかし１日で、30分ドラマ10本、映画一本、舞台一本観るって…狂気のさたね。しかも疲れるどころか、回復するって、どないやねん自分。頭おかしいわ。
でも必要だからやるんだよなぁ…

あぁ今日は台本を開かなかった言い訳を長く長くしたところで、寝ます。（結局開かないのか）
オヤスミナサイ。。。